ピアサポ立ち上げ支援in仙台


1月17日(水)、宮城県医療的ケア児等相談支援センターちるふぁにて、家族会『ホップメイトみやぎ』さん、支援者の皆さんと共にピアサポート立ち上げのための会を開催しました。
みかんぐみからはNPO法人みかんぐみの紹介、ピアサポート交流会についてとその進め方、運営のことなどをお話し。また今回は、杉並区で共にピアサポート事業を進めてきた元杉並区保健師にも同行いただけたので、保健師・行政視点から、ピアの力を使ったこの事業の大切さなどをお話していただきました。同じく、杉並区内で通所施設を運営されている方にもご参加いただき、施設側からの気づきポイントなど、特に支援者の皆様と情報交換させていただくなど、盛りだくさんの内容となりました!

当日は、当事者のみなさんはもちろん支援者(大学教員、看護師、相談支援員など)の方々もご参加いただいたので、それぞれの視点からご質問があがり、内容の濃い会となったと思います。



ホップメイトみやぎさんは、当事者が気軽に集まれるカフェ開催や防災に備えての研修や講習などをこれまで行ってきており、宮城県全体の家族会ならではのお悩みも教えてくださいました。今後ピア事業を発展させていきたいけれど、地域が広すぎて行政との連携が難しく、一歩がなかなか踏み出せない…。
これは、みかんぐみがこれまで伺った地域で、県単位の家族会の方からは同じように寄せられているお悩みと同じです。
地域によっても交流会のやり方は変わってくると思いますが、その家族会ならではの強みがきっとあります。どんな家族メンバーなのか、支援者との関わりはどうなのか。地域支援者の方や行政の方をどんどん巻き込んで交流会の第一歩を踏み出していければと願っております。そのためにも、今後も伴走させていただきたいという気持ちが一層強くなる会でした。

会のあとお弁当をいただきながら

翌日、1月18日(木)は社会福祉法人あいの実さんとJOKA東北さんの施設見学へ!
あいの実さんからは『仙台あばいんプロジェクト』や就労支援のお話、JOKA東北さんでは地域の誰もが交流できる“ごちゃまぜの場”となる施設の見学とご説明をいただきました。

人として「ただ生きること」だけでなく、誰もが取りこぼしなく社会とつながれる場所作りは、どちらの施設も大切にされていると感じました。
どこに住んでいても、病気があってもなくても、自分らしく生きられる場所は重要ですね。
そして当たり前のようでいて、それが叶わない人々がいることを忘れてはいけないと思いますし、今一度何ができるのかを考えたいと思えるきっかけとなりました。