ピア事業 ファシリテーション研修終了!2022年7月


昨年まで協働提案事業の中で行ってきた「ピア相談事業」は、今年度から杉並区の委託事業になりました!
4月から数えて、すでに2回の交流会が開催されています。

みかんぐみでは、交流会を開催するのではなく、常に「進化」できる「参加者にとってよりよい交流会」を目指しています。
そうして今年度取り組むことにしたのが「ファシリテーター研修」。
交流会をスタッフの誰もがよいものにしていくために、
・ファシリテーターとは?
・ファシリテーションを知ったうえで参加することの大切さ
を学びたいと思ったのでした。

講師は、みかんぐみがNPO法人となる前からのご縁で、合同会社Active Learners様にお願いしました。
(合同会社Active Learners https://active-learners.jp )
Active Learners様は、「人が集まる場を、もっと面白くする」をミッションに掲げ、杉並区内外で幅広い実績があります。実際、みかんぐみと保健師で「ファシリテーションについて学びたいけど、誰に言聞いたらいいかな?」と話したときに、一番に頭に思い浮かんだのがActive Learners様でした。

事前のお打ち合わせでは、ピア事業の概要から、どういう交流会にしていきたいのかを丁寧に聞き取っていただきました。また、研修本番1日だけでは内容が入りきれない、でもそれほど日数を確保できないという我々の状況に、「事前動画」という形でお答えいただきました。
研修前に、参加者が動画を確認しそれぞれ基本概念を頭に入れてからの研修となることで、
当日より内容がすっと頭に入ってきたと感じました。

研修当日は、講師の山ノ内さんの落ち着いた柔らかな声が、参加者の緊張をほどきリラックスさせてくれました。グループに分かれ、出たお題に対してそれぞれの意見を言い合う、聴きあう時間。人が集まる場を、もやもやさせないためのヒントをたくさんいただけて、さらにグループでそのヒントを体現しながら腹落ちさせる、それを繰り返したように思います。
気が付けば、みんなが主体的に話をし、相手の意見を尊重しながら聞ける場が出来上がっていました。
そして、ピア交流会でもこのようにやっていけばいいのかも?というわくわくが見えて気がします。

とはいえ、一朝一夕にはすすまないこともあるでしょう。
ピアという当事者ならではの特異性が、時に壁になることもあるかと思います。
それでも、この研修を受けたことでファシリテーター役だけではなく、参加者ひとりひとりが「場」への意識、「人」への意識を持てるようになったと感じています。

今後もピア交流会は続いていきます。
今日の研修で終わりではなく、学んだことから新たなピア交流会のプログラムをデザインし、トライアンドエラーの精神でよりよいものを作っていきたいな、そう感じることができた研修でした。

Active Learners様、本当に素晴らしい機会をありがとうございました!