2022年7月10日 第一回防災ワークショップ開催しました!!


7月10日、防災ワークショップを開催いたしました。当日は、25組のご参加がありました!当事者ご家族、支援者、一般の方にもご参加いただきました。ありがとうございました!!会場とオンライン(Zoom)のハイブリッド開催で事務局も不慣れな点が多かったこと、ご参加くださいました皆様にはお詫びいたします。


この防災ワークショップは三回シリーズ。
第一回の今回は、財団法人都市防災研究所元事務局長でもあり長岡造形大学名誉教授としてご活躍の平井先生に貴重なご講演をいただきました。地震で気を付けるべき「揺れ、火事、津波、土砂、水、ガス」について、実際の被害の事例を交え、広くご講義いただき、地震とそれに連なる被害について認識を新たにすることができました。

▲平井先生による講義の様子

次に、NPO法人体験型安全教育支援機構 代表理事 清永先生のご指導のもと、自宅での安全スペースの確保について、グループで考え、意見交換しました。


「その安全スペース、子どもを連れて避難できますか?」

と改めて先生に問われてみると、確かに机の下には家族全員は入れないことや、その場所まで子供を連れて移動することが現実的で無かったりなど、多くのことに気付かされました。
まず、揺れているときに命を守れなくては、避難所まで行けません!どうやって子どもを連れて避難所まで移動しようかということも大事ですが、子どもが普段過ごす場所を安全な場所にすることが、第一であることを学ぶことが出来ました。


また、電源の問題も、形態食の確保が難しい場合など、医療的ケアが無くても準備する必要があるとの意見も出ていました。なかなか一人で考えていても気付かなかったことを、皆で話し合うことで、様々な備えの必要性に気付くことができました。ただし、24時間呼吸器が必要なご家庭などは、3日分もの蓄電池を備えることは現実的ではないなどの切実なご意見もありました。


さらに、今回は日曜日開催ということもあり、子どもたちも沢山参加してくれました🍊
子どもたちには隣室で、別のワークショップを開催!!
自動販売機の模型を揺らしたりと、実際に危険な場所を体感し、教わった行動を実践しながら身を守る訓練で本格的。自宅に帰ってからも、身を守る姿勢を取りながらどうすべきか、親にも教えてくれました。親がそばにいなくても、教わったことを実践してくれるのではないかと頼もしく思えました。

次回第二回は、9/14です。次回は、避難所までの移動について、皆で考えていきます。第1回のアーカイブ配信はお申込みいただきました皆様に共有させていただきます。これからお申込みいただく方も、第1回のアーカイブ視聴も可能です。

みかんぐみ会員以外の方にもご参加頂けるイベントですので、ご関心のある方は以下Peatixサイトよりお申込みください。

https://mikangumi2022bousai.peatix.com

講師をお引き受けくださいました平井先生、清永先生、どうもありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします。
また、いつもご支援くださるボランティアの皆さま、今回も会場設営から子どもの託児まで様々なご協力ありがとうございました。

※このワークショップは、杉並区社会福祉協議会 令和4年度 地域福祉活動費として助成を受け実施いたしました。