みかんぐみ「カフェトーク」


2月16日(日)、みかんぐみとしては5回目となる「カフェトーク」を開催しました。

カフェトークは、ワールドカフェの手法による、みかんぐみ会員同士の「聴き合いの場」です。ファシリテーターとして、杉並区でまちづくり活動や交流の機会の提供に取り組まれている一般社団法人machitowaさん(https://machitowa.org/、一般社団法人ISPより名義変更)をお迎えしています。

今回は対話のテーマを参加者から募り、興味のあるテーマごとにグループを作成して話し合うという形式をとりました。「オープンスペーステクノロジー」というそうです。

1ラウンド20分として、全部で3ラウンドを設定。1ラウンドにつき4つテーマを提示されるので、参加者は4つの中で一番興味のあるテーマを選び、そのテーブルにつきます。同じテーブルについたメンバーで20分間トークを実施。次のラウンドではまた別の4つのテーマが提示されるので、その中で1つテーマを選び、新しいグループでトークを行います。

出されたテーマは…

1ラウンド:将来のこと、私のリラックス方法、家族の健康、未就園児

2ラウンド:リハビリの目標設定、便利な支援・サービス・お出かけスポット、障害と健常、就学について

3ラウンド:障害のない子どもの育て方、「自立」とは何か?、周囲とのギャップ・モヤモヤ、介護の仕事の魅力・イメージ向上

3ラウンドあるので、参加者は3つテーマを選べるのですが、出されたテーマはどれも興味深く、あちらこちらでどれにするか悩んでいる姿が見られました。

そしていざトークが始まると、そのテーマに関心のあるメンバーが集まっているため、すぐさま話が弾みます。共感したり、自分の考えを聴いてもらったり、時には盛り上がりすぎて脱線したり。20分間があっという間に過ぎていきました。

親たちがトークで盛り上がっている間、子どもたちはボランティアさんに遊んでもらっています。歌、紙芝居、スヌーズレンが融合したような素敵なオルゴール演奏。絵本の読み聞かせ。紙遊び。ウクレレ演奏。ギター演奏。穏やかで素敵な時間が流れていました。

一方、あちらこちら走り回り、騒ぎまくる元気なきょうだいたちは大学生のお兄さん、お姉さんにめいっぱい遊んでもらいました。あちこちからきゃあきゃあ嬉しそうな声が聞こえてきます。

子どもたちが楽しそうにしている姿を見て、親も安心して大人同士でじっくりと話すことができました。

会員同士で雑談や「あるある話」、情報交換などをすることはありますが、あらためて同じテーマについてお互いの思いや考えを聴き合う機会はなかなかありません。参加者は日頃は心の奥底にしまい込んでしまっていた自分の思いを外に出すとともに、違う意見や新しい考え方を知ることができ、自分の世界を広げることのできる場となりました。

子どもたちにとっても、日頃はなかなか経験できない生演奏に触れたり、楽しい遊びをすることができ、大満足なひと時だったと思います。

machitowaの皆さま、ボランティアの皆さまの御協力により、今回も親子ともども貴重な時間を過ごすことができました。ありがとうございました!