鳥取県医療的ケア児等家族会様 ピアサポ立ち上げ支援


みかんぐみでは、今年度の事業として他自治体に出張しピア交流会についてお話しする活動を行っています。
▼次回オンラインサポートの会はこちら
https://mikangumi.com/2022/07/14/2237/

今回(12月)は、鳥取県に訪問させていただきました。

呼んでいただいたきっかけは、この事業に関心を寄せていただいた、全国家族会(アイライン)に参加する鳥取県医療的ケア児等家族会副会長さんからのご連絡でした。当日までの準備も担っていただき大変お世話になりました。

鳥取の家族会では家族同士が集まる場を持っていますが、そこに行政の保健師さんなどを加え、地域での孤立を防止する事業として「ピア交流会」に発展することを考えておられるとのこと。

そこでみかんぐみの経験などを共有しながら、実現の方向性を探る場を持っていただけることになったのでした。

「子どもたちと家族の笑顔ある暮らしのために ピアサポート交流会」と題されたこの会は、対面とオンラインを併用する形で行い、参加者は、家族会のほか、県の子ども発達支援課、県議会議員、市議会議員、重症児を守る会、県社会福祉協議会、などなど各方面から総勢16人もの集まりとなりました。(他の地域の方もオンラインにてオブザーバーで参加)

会場は地元企業さんの協力で素敵な多目的スペースが提供されました。このような地元の協力・提携はとてもありがたいですね。

みかんぐみからは代表理事・副代表理事が出席し、第1部にて動画とスライドを使ってこれまでの取り組みをご紹介しました。参加予定で急遽欠席となったメンバーからは、ピアスタッフとしての思いを文章代読する形で披露しました。

第2部の意見交換では、参加された皆さんの思いを直接伺うことができました。

ご家族からは、退院して家に戻ったときの不安や孤独感、行政とどう関われば良いのかわからなかった体験などが語られ、同じ境遇の後輩家族をサポートしたいという意見がありました。

県の職員からは、地域の特性に応じた支援をこれから作っていきたいという意気込みを力強く拝聴しました。
議員さん達からも孤立解消のための手立てが必要という認識が共有されているというご発言。¥つまり、参加者のだれもが、医療的ケア児と家族(特に病院から地域に戻ったばかりの方)を地域で支えていこうという強い意思を持っていると感じました。

これからの仕組み作りには各方面の知恵を集めて、一番良い方法を探っていかれることと思います。
あっという間の2時間でしたが、再会を約束しての解散となりました。次に訪問させていただいたときに、鳥取県のみなさんからどのような話を伺うことができるか、とても楽しみです。

もし、同様の思いを持っておられる他地域の方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。今年度(3月まで)は、この活動に助成をいただいているので旅費宿泊費など費用のご心配はいりません。お気軽にご相談いただければと思います。
▶問い合わせ先 info@mikangumi.com
▶必要事項 お名前、所属、ピアサポート交流会の実績状況(検討中、開催中など)、立ち上げサポート希望の具体的内容

ピアサポートの輪は各地にひろがっていますね🍊

※ピアサポート立ち上げ支援は、中央共同募金会様の助成を受けて実施している事業です。