「介助者の負担を減らす介助方法」勉強会(2022年3月)


2022年3月23日、株式会社目黒総合リハビリサービスの金子断行先生をお迎えして、「介助者の負担を減らす介助方法」勉強会を開催しました。

参加者も、ぬいぐるみやクッションを持参して、介助の仕方を実際に試しながら、先生のお話を伺いました。

まずは介護者の体にちゃんと力を入れることが大事というお話から。

親は年を取るのに、子どもの体重は重くなって行くのです。筋トレ、大事。アスリートのようにマッチョになる必要はありませんが、必要な筋肉を意識するだけでも安定感が変わります。

抱っこの時には、そり返りやすい子、体が丸くなってしまいやすい子、低緊張で力が抜けやすい子、それぞれ注意するポイントが異なることを教えていただきました。

そして最後に、どんな子も抱っこできちゃう、うつぶせ(?)抱っこ。

ちょっとコツが必要とのことで、みんなで何度も練習しました。

うちの子は反り返りタイプなのですが、家で試してみたところ、自分の体に密着するので、思ったよりも重く感じませんでした。そして、ガシッと抱えているので、安定感がすごいです。本人は、いつもと違う体勢が面白くて大爆笑していました。ウケたのが嬉しくて、調子に乗ってしばらく抱っこしていたら、腕が筋肉痛になりました。これも筋トレでしょうか。

先生の手つきはとても丁寧で、モデルのお人形(等身大のリアル重量のもの。結構お高いらしい)が生きて見えるようでした。留めるところはしっかり押さえて、触る時にはソフトタッチ。手を離す時にはゆっくりと。そして常に優しいのです。これなら介護されている方も気持ちいいでしょうね。自分は普段、もっと手荒な扱いをしているなぁ、と反省しました。

そのほかにも、ちょい楽バンド、ヒップシート、ユニキャリなど、抱っこに便利なグッズも色々ご紹介いただきました。福祉機器展などでも紹介されているそう。ちょうど来月キッズフェスタがありますので、実物を試すチャンスです。ご都合のつく方は参加してみては。

特にお風呂での介助は骨折のリスクが高く、早めにサポート器具を使うのがおすすめとのこと。体が大きくなってから、と思いがちですが、そろそろ検討してみてもよいかもしれませんね。