今年度、NPO法人てんぐるま様と一緒に取り組んでおります「心のバリアフリープロジェクト」。
これまで成人された障害当事者の方のお話や、
おひとり暮らしをされている方とそのお母様の対談などを実施してまいりました。
そして第3弾は、みかんぐみの主企画であるシンポジウムを開催!
シンポジウムタイトルは「医療的ケア児(者)って知ってますか?」。
第一部には、下川和洋先生をお招きしての講演会。
第二部では、幅広い層の方をパネリストに迎え、杉並区の医療的ケア児者のために今何ができるのかを考える時間を持ちました。
下川先生のお話は、さすが!の一言で
難しいお話も分かりやすくかみ砕くお言葉のチョイス、しかしながら制度や全国の事例などを交えながら
医療的ケア児者のことを知らない方でもイメージできるようなお話の運びで、
大変学びの深い時間でした。
またパネリストの皆様も、
行政側から杉並区障害施策課 課長
支援者側から訪問看護ステーションHUG様
障害当事者とその家族
とそれぞれの立場で、「医療的ケアがあってもどんな暮らしを杉並でしたいか」を切り口に、
意見を交わしました。
ファシリテーターを務めていただいた、NPO法人かすみ草の理事長早野節子様の的確で軽快な運びに、
来場者の皆様と共に考えることが出来たのではないかと感じています。
「医療的ケア」という言葉が、メディアでも取り上げられる事が増えてまいりましたが、
まだその実情は知られていないと感じています。
そして、「今困っていること」だけではなく「本人とその家族がどういう暮らしをしたいのか、描いているのか」を共有していくことで、足りないこと、みんなで解決していくべき課題が浮き彫りになってくるのではないでしょうか。
たくさんの皆様にご来場いただき、良い時間が持てましたこと感謝申し上げます。
このような発信の機会を、今後も継続していきたいと感じました。