みかんぐみの子供達は、重度心身障害児と呼ばれます。
私の子供には医療的ケアはありませんが、一年間同じ保育グループで過ごした縁で、みかんぐみに参加しています。
なんだか重苦しいこの肩書きは、行政や医療機関の便利の為についてるだけで、その子の家族や日々を共にする人達には全く無用の物です。子供達と日々を過ごすうち、私の中からもそんな肩書きはすっかり消え去り、いつしかみんなはうちの子のお友達、としか思わなくなりました。
しかしこう思えるようになったのも、一年間身近に接する機会があったからこそ。世間の人達は知りません。
子供達が自分のペースで日々成長している事、
それを祝福され愛情を惜しみなく与えられている事、
人生を楽しんでいる事を。
この子達にどういう風に接すればいいの?と聞かれます。
「いっぱいお話ししてね。」「こういう風に抱っこして。」「今のすごく面白い!」「もっとやってー。」一緒に居れば子供達が全部教えてくれるのです。どうぞ近づいて来て下さい。障害のある子供のいる風景が当たり前の風景になりますように。
地域の中でみんなに愛され成長することが出来ますように。本当のことをみんなに知って欲しい。(子3才・ダウン症)