今回で7回目となるカフェトークでは、初の試みとして、話し合いには参加せずに参加者の話を聴くだけの「傍聴参加」OKとしました。
カフェトークとは、ワールドカフェの手法による、みかんぐみ会員同士の「聴き合いの場」です。ファシリテーターの誘導で、2時間という限られた時間の中でも、濃密な話し合いの時間を持つことができ、会員同士の関係性を深めたり、自身の人生や生活を振り返るよい機会となっています。
2020年度までは会場で開催していましたが、その際には、ボランティアの方に託児をお願いし、話し合いに集中できる環境作りにご協力頂いていました。しかし、2021年度は、感染状況に配慮してのオンライン開催とした関係で、託児を手配することができませんでした。
そのため、「ケアが頻回のため、集中して参加しにくい」「子どもたちが騒がしいのでマイクで話すのが難しい」という方や、「参加したことがなくオンラインでうまく話し合いに参加できるのか不安」「スケジュールの都合で短時間だけしか参加できないけれど雰囲気を感じたい」と言う方もいらっしゃるのでは?という声があり、傍聴参加を募集しました。
前半のカフェトークでは、「コロナ禍の前後での変化」、そこから考える「今後の人生で大切にしたいこと」について、
後半は、最近10年の人生グラフを作成し、自分の人生に影響を与えた事柄を振り返りました。人生グラフは横軸を時間軸、縦軸を満足度としたグラフです。
参加者の発表を聞いてのコメントの中に、「人とのつながりが助けとなる」という意見があり、本当にその通りだと感じました。子どもが病気になるという大きな変化を経験しているメンバー達ですが、だからこそ「人とのつながり」がありがたいことを実感しています。子どもを育てる過程で人に頼らなければいけないことが必ず出てきますし、応援しあえる仲間との出会いや、家族を含めた周りの人からの協力があることで、人生を前向きに進んでいけるのです。
みかんぐみも、つながりを提供できる場でありたいと考えています。
事後アンケートでは、参加者の方からも、傍聴参加の方からも、参加できてよかったという回答をいただきました。
今回も充実した時間をプレゼントしてくださったファシリテーターのお二人に、感謝申し上げます。ありがとうございました。