ピアサポート立ち上げ支援in佐賀「ケアマミ」様


みかんぐみでは、「ピアの力」を各地で活発にすることで、社会からの孤立孤独を少しでも減らしたい思いから、全国各地にてピアサポート立ち上げ支援を行っております。

12月のはじめ。佐賀県の「ケアマミ」さんに伺い、皆様と意見交換会を行ってまいりました。
インスタ等でも様々な活動をかわいく紹介されているケアマミさん。5名のスタッフの方が集まってくださり、ちょうど佐賀県庁で開催されていた障害児家族の写真展を拝見した後、ピアサポートについての意見交換、今後の展望についてお話をしました。

ケアマミさんでは、「ケアマミCafe」として精力的にピア同士の交流会を実施されています。佐賀県以外からのご参加もあるそうで、この地でもピア同士つながりたいという想いの強さを感じました。運営側だからこそのお悩みや、今後行政と連携していくことに関して、みかんぐみからも経験をお話ししながら濃い時間を共有することができました。いつもパソコン越しにお話をさせていただいておりましたが、やっぱり対面だと深く心のうちまでシェアできるような空間であり、伺ってよかったと心から思いました。写真の皆様の笑顔が良い時間を思い出させてくれます!

佐賀・福岡でのピアサポート立ち上げ支援・視察の様子_NPOみかんぐみ


ケアマミさんも参加いただいている「医ケア児・重心児ピアサポートネットワーク」では、隔月オンラインにて、全国各地で活動されている皆様とつながり、情報共有を行っております。今後もオンラインでもつながりながら、対面も織り交ぜて、それぞれの地域で温かく活動していきたいと思います。

ケアマミさんとの交流会の後は、福岡へ移動。

8月30日に開催した「大人になったらどう暮らす?~成人後の暮らしを考えるシンポジウム~」にご登壇いただいた、福岡のみんなのプロジェクト代表・水野さんが運営されている「はたけのいえ」をみかんぐみのメンバー4名とともに見学させていただき、また成人後のピアサポートについても情報交換させていただきました。さらに、同じくシンポジウムでご登壇いただいた世田谷HABING代表・熊谷さんと社員3名の皆さまにもご同行いただきました。

「はたけのいえ」は、博多駅から電車で30分ほどの閑静な住宅街にあります。もともと水野さんが住まわれていたご自宅をリフォームし、水野さんの娘さんを含む、重症心身障害のある若者4名が生活しています。

建物は平屋建ての一軒家で、敷地内には8台分の駐車スペースが確保されていました。

「いえ」の中央にリビング・ダイニング・キッチンがあり、その周囲を囲むように4名分の個室が配置されていました。医療的ケアのある3名の居室は完全な個室ではありませんが、引き戸で仕切ることができ、夜間などはケアをしやすいように扉を開けて各部屋を行き来しやすいように工夫されていました。

各個室は10畳ほどの広さがあり、窓からは自然の光が差し込み、木のぬくもりを感じられる明るいお部屋でした。

その他にお風呂、脱衣所、洗濯物を干すためのルーフバルコニーが備えられており、広すぎず狭すぎない、暮らしやすい程よいスペースだと感じました。

次に、「はたけのいえ」から徒歩5分ほどの場所にあるフリースペース「こもん」にも伺いました。こちらは重症心身障害者の方が、親元を離れて暮らすための練習をする施設で、現在1名の方が利用されているそうです。隣にはカフェが併設されており、地域の方々が気軽に立ち寄れる交流の場にもなっていました。

訪問した日は、偶然にもお餅つきが行われており、多くのボランティアの皆さんが生き生きと作業されていました。皆さんの笑顔がとても印象的で、自然と人が集まる心地よい空間であることが伝わってきました。

最後に、「はたけのいえ」の住民4人を中心に、支援者や地域の方々が集い、互いに手を取り合いながら笑顔で共存しているコミュニティの姿が、何よりも素晴らしいと感じました。

ちょうどいらっしゃっていた先輩保護者の方ともお話ができ、子どもがいくつになっても親同士のつながり(=ピアサポート)はとても大切な意味を持っており、改めてみかんぐみのピアサポートもそのようにつなげていきたいなと感じた時間でした。


ケアマミ様、はたけのいえの皆様、この度は貴重なお時間を本当にありがとうございました!

※ピアサポート立ち上げ支援は、令和7年度 独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業の助成を受けて活動しています。