今年で3回目となるインクルーシブコンサートを、荻窪タウンセブン様のご協力のもと、荻窪音楽祭自主企画として開催いたしました。
朝からあいにくの雨模様で、いつもは親子連れでにぎわう「あおぞらパーク」もこの日はお休み。人通りが少なく、来場者が集まるか少し心配していました。ところが、ベビーカーを押したご家族やお年寄りの方、車椅子をご利用の方など、幅広い世代の皆さまにお越しいただき、約90名の来場者で会場は見事に満席となりました。


NPO法人パフォーマンスバンク様のご仲介により、今年の演目はサクソフォン四重奏となりました。
1曲目の《サクソフォン四楽章》は、冒頭から躍動感あふれるテンポとリズムで、聴く人の心を一気に引き込む演奏でした。
続いての楽器紹介では、4種類のサクソフォン――ソプラノ、アルト、テナー、バリトン――の形や音の違いをわかりやすく紹介。観客の皆さまからは、それぞれの音色の特徴に驚きと感嘆の声が上がりました。

次に披露されたのは、『メリー・ポピンズ』でおなじみの「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」。軽快でリズミカルな演奏に、自然と笑顔がこぼれました。その後の「ラデツキー行進曲」を使った指揮者体験コーナーでは、客席から4名の子どもたちがステージへ。初めて手にした指揮棒を速く振ると音楽もどんどんスピードアップし、ゆっくり振ると演奏も穏やかに――子どもたちのテンポに合わせて音楽が変化する様子に、会場は笑い声と拍手に包まれました。

アンコール曲が終わっても拍手は鳴りやまず、2度目のアンコールへ。4種類のサクソフォンが織りなす豊かなハーモニーに、いつまでも聴いていたいと思えるほどの素晴らしい演奏会となりました。
また参加者からは「障害があるとコンサートへ行くのは敷居が高いけれど、インクルーシブコンサートなら安心して参加できました」というお声も寄せられ、会場運営や案内を支えてくださった14名のボランティアの皆さまのご協力もあり、終始、あたたかい笑顔にあふれるひとときをお届けすることができました。

※本コンサートは、令和7年度公益財団法人ホース未来福祉財団の助成を受けて開催いたしました。

