医療的ケアや重い障害のある子どもたちとその家族を取り巻く状況は、年々多様化し、複雑になっています。制度や支援は少しずつ整ってきた一方で、
「同じ立場の人と出会えない」
「地域の中で想いを話せる場がない」
「子どもが大人になった後の暮らしが見えない」
といった声は、地域の規模や制度の充実度にかかわらず今も各地で聞かれます。
私たち認定特定非営利活動法人みかんぐみは、医療的ケアが必要な子や重度な障害がある子の保護者を中心とした当事者であり、支援に関わる立場でもある団体として、そうした声に日々向き合ってきました。
不安や戸惑いは、特別なものではありません。どの地域でも、どの家族にも起こりうるものです。
だからこそ、同じ経験や思いをもつ人同士がつながり、安心して語り合える「ピアサポート」の場や、将来を具体的に考える機会が地域の中にあることが大切だと感じています。
この冊子では、みかんぐみが取り組んできた各地での「ピアサポート立ち上げ支援」の様子や、各地のピアのかたちを発表いただいたシンポジウム、さらに成人後の暮らしをテーマにしたシンポジウムを通して見えてきたことを、振り返りながらまとめています。どれも完成形ではなく、試行錯誤の途中にある実践です。
読み進める中で、「これは自分の地域にも当てはまる」「ここから始められるかもしれない」と感じていただけたなら幸いです。本冊子が、次の一歩を考えるきっかけとなり、地域での新たなつながりへとつながっていくことを願っています。
2026年4月
ご覧いただけましたら、ぜひアンケートにもご協力ください🍊
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※本冊子は、令和7年度 独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業の助成を受けて制作しています。


