2026年3月某日、「SOUNDカード」を使った対話のワークショップを開催しました。
「みかんぐみ」が今、対話を大切にする理由
私たちみかんぐみは、杉並区を中心に近隣地区を含む約50組の医療的ケア児・障害児の家族で構成されています。お子さんの年齢は赤ちゃんから高校生までと幅広く、対面イベントやオンラインで日ごろ交流しています。
2014年の発足から10年以上が経ち、その間に医療的ケア児や重度障害児を取り巻く環境は大きく変わってきました。それでもなお、私たちの理想や不安はまだまだ語りつくせぬほどあります。
そんな想いから、会員向けの対話を通じたワークショップを企画しました。みかんぐみ立ち上げ時のメンバーから入会数か月のメンバーまで、計8人の保護者が集まりました。日頃の「たわいもない会話」を超えて、あるお題に対してそれぞれがどんなことを考えているのか、みかんぐみがどんな場であってほしいのかをじっくりと深掘りして語り、ビジョンとしてまとめる場にしてみました。
対話を助ける「SOUNDカード」と講師の先生
今回使用した「SOUNDカード」は、ミーティングの心理的安全性を高め、目指したい方向性を見える化するためのツールです。カードに書かれた問いに答えていくことで、普段の話し合いでは出てきにくい深い思いを無理なく言葉にできます。
ファシリテーターには、大手総合商社勤務の傍ら、「SOUNDコーチ」としても活動されている市村和哉さんをお招きしました。

当日のワーク:言語化していなかった想いを口にだす
当日は以下の2つのアジェンダで対話を進めました。
- 障害のある子供との生活について
- 重い障害のある人とその家族のための「みかんぐみ」2030年のありたい姿について
現状の見える化(Status)から始まり、制約を取り払って「どんな未来を実現したいか」を共創する(Outcome)というステップを踏んでいきました。
言語化していなかったけれどずっと心にあったものを、お互いに口に出して聴きあう時間はとても素晴らしいものでした。最後には、各グループで「みかんぐみの未来のコンセプト」をしっくりくる言葉にまとめ上げることができました。




「全員がまたやりたい!」満足度の高い初の試み
初の試みでしたが、アンケートでは参加者全員が「またやりたい」と回答し、満足度も非常に高いものとなりました。
- 「自分の考えを伝えるのが苦手ですが、カードがあることで考えがまとまり、いつもより話しやすかった」
- 「構成員の話す時間が平等で可視化されるため、とても安心・安全な場だと感じた」
- 「自分の深層心理や、意外な重要ポイントに気づくことができて新鮮だった」
- 「日頃たわいもない会話をすることはあっても、テーマで深掘りして話す機会は少ないので、このような時間を増やしていきたい」
おわりに:みんなでつくる「だいじょうぶ」の未来
今回のワークショップを通じて、長い歴史を持つみかんぐみの歩みと、新しいメンバーの新鮮な視点が交差し、これからの「だいじょうぶ」をつくる活動の大きな一歩となりました。
ご協力いただいた市村先生、そして想いを分かち合ってくださった参加者の皆様、本当にありがとうございました!これからも、みんなで語り合いながら、心地よい場所を一緒につくっていきましょう。
「時間が足りない!もっと話したかった」という声も多く、ゲーム感覚のような楽しさの中に、確かな手応えを感じる2時間でした。また別のテーマでも開催できればと思います!
