「第1回ピアサポート研修会」in愛知県


全国各地の「ピア活動を我が地域でも!」の熱い声に導かれ、みかんぐみではピア活動立ち上げの支援を行っております。

2025年が明けて間もなくして、愛知県の「第1回ピアサポート研修会」に呼んでいただきスタッフ4名で伺ってきました!この研修会は、愛知県医療的ケアライン様、あいち医療的ケア児支援センター様共催で開催されました。
愛知県医療的ケアライン様とは1年以上前からメールでのやり取りを経ておりましたし、今回司会を務めてくださったあいち医療的ケア児支援センターの川井様は、昨年実施された三重県での「第2回ピアサポート研修会」にご参加いただいて以来のご縁です。この日を迎えるまでに非常に濃密なやりとりをさせていただいてきたこともあって、いよいよ開催!となり感慨深いものがありました。

当日は、会場に34名・オンライン49名と多くの皆様のご参加があり、愛知県でピア活動がスタートするにあたって皆さまの関心の高さがうかがえました。お子様のご参加もあり、会に明るさとにぎやかさが加わり、華を添えています!
テキパキと受付や会場準備を進めていただく傍ら、私たちみかんぐみスタッフはやや緊張をしながらも対面でははじめましての皆様とご挨拶。
そしていよいよ会のスタートです。

まず、愛知県医療的ケアライン代表の村瀬様によるごあいさつの後、ケアラインのお二方からお子様とご家族の話がありました。

お二方とも、お子様の誕生前から出生、そして今までのお話を丁寧にしてくださいました。親ゆえの葛藤、苦しい気持ち、未来への不安、人との出会い…、お二方が紡ぐ言葉ひとつひとつが当事者である私たちに響きすぎて、緊張していたみかんぐみスタッフも自分の発表のことなど忘れてしまうほどに聴き入りました。
どの地域に伺っても、ご家族の言葉には力があります。
経験してきたからこそ強い説得力と周りへの影響力があるのだと思っています。
このピアの力を活かすのが「ピアサポート」なのだと、改めてこの事業の大切さ・原点に立ち返ることができた時間でもありました。

その後、みかんぐみからも4名がお話しさせていただきました。事業の話に加えて、ピアスタッフを実際に行っている二人から、自分とピア事業について。

ピアスタッフの数だけ、スタッフになった動機や活動に対する向き合い方があります。
どれが正解というものではなく、どれも正解。そういうものだと思います。
実際に杉並区でスタッフ活動をしている二人のお話が、これから愛知県で活動をしよう!したい!と思っていらっしゃる皆様の背中を少しでも後押しできていたらとてもうれしいです。

第3部のディスカッションでは、時間を超えるほど多くの皆様からのご質問、ご感想があがりました。
支援側の方も多く参加されていたので、「自分たちにできることは何か」という具体的に未来を見据えたご質問もでていて、今後が楽しみになりました。

愛知県のピア活動はスタートを切りました。
支援センターや行政、そのほか多くの方と手を取り合いながら、愛知県の形を模索して活動を続けていかれることを願っています。
引き続き、みかんぐみならびに医ケア児・重心児ピアサポートネットワーク内にて情報交換、相互学習をしていきたいです。

愛知県医療的ケアライン様、あいち医療的ケア児支援センター様、この度はよい機会をありがとうございました!

会終了後、スタッフの皆様と。皆様のほっとした表情が印象的


※本事業は、「赤い羽根 ポスト・コロナ(新型感染症)社会に向けた福祉活動応援キャンペーン」の一環である「重症児等とその家族に対する支援活動応援助成 第3回」の助成を受けて活動しています。
寄付者の皆様の温かいご支援、心より感謝申し上げます。ご寄付は大切に使わせていただき、活動を発展させてまいります。