みかんぐみでは、杉並区からの委託を受けて「医療的ケア児・重症心身障害児とその保護者同士の交流会」(ピアカフェマーマレード)を実施しております。
本事業を通して、多くの保健師と関わることが増えました。保健師と当事者保護者(ピアスタッフ)の垣根を一層低くし、交流を深めようということで「杉並区保健師×みかんぐみ交流会」が10月下旬に行われました。
今年は新人保健師が多数いらっしゃったため、ピアカフェマーマレードや医療的ケア児含む重症心身障害児に関わったことのない方が大半を占めていました。
交流会では「ピアカフェへの誘い方やタイミング」という実務的な話から、「退院後の混乱期」や「保健師自身のケア」など、お互いに聞きたかったことを話し、各グループ大いに盛り上がってました。特に印象的だったのは、「すでに医療や福祉と繋がっている家族に対して、保健師はどのように関わればよいのか」という話題です。スタッフからは、「いろいろな時期はあるがめげずに連絡を取り続けて欲しい」という意見や「保護者の気持ちのケアができることや他の機関と繋げられることが、保健師だからこそできる役割ではないか」という声が出ました。
毎年開催されているこの交流会。
開催当初は保護者の日常生活や退院後の話題が多かったのですが、回を増すごとに保護者だけでなく、保健師のお仕事についても話が広がるようになり、お互いの理解が進んでいるように感じます。
重症心身障害児・医療的ケア児を育てていくことは悩むことも多いですが、地域の中で保健師がずっと味方でいてくれる、というのは大きな励みになります。
不安の中にいる保護者の一助になれるよう、
これからも保健師たちと力を合わせて、「大丈夫だよ」を広げていきたいと思います。