多摩立川保健所「療育相談事業」に参加|2024年6月


先日、多摩立川保健所にて行われた療育相談事業に、ピアスタッフとしてみかんぐみメンバーが参加してまいりました。この「療育相談事業」は、東京都多摩立川保健所と国分寺市が企画されたもので、「当事者同士が交流できる場を作りたい」という行政の方の熱い気持ちにより開催されたものです。先輩保護者として会をリードしてくれる存在として、杉並区から委託を請けてピア事業を行っているみかんぐみにお声をかけていただきました。

会の開催にあたり、行政発信で「協力してほしい」と声をかけていただいたのは初めてで、住民のために何ができるのかを懸命に考えて行動されている姿に、私たちも大変感激したのでした。
今回のためのピアスタッフとしては5名。事前に行政の方との打ち合わせや、参加者を思い浮かべながらのピアスタッフ同士での打ち合わせと事前準備を重ねました。

そして迎えた当日は荒天!雨・雨・雨…。むしろ清々しいほどでした。^^;
当日キャンセルの方がいらっしゃるかもしれない不安が過りましたが、当日欠席者はなくホッとしました。
参加者の皆様は、放課後等デイやレスパイトを駆使してくださったり、雨ニモマケズ自転車での来場、パパ&お子様やご一家揃ってなど、総勢8名の参加となりました。
足元が悪い中わざわざ来てくださった皆様のためにも、自分たちができることを精いっぱいしよう、その気持ちが一層強くなりました。

玄関口にはかわいい案内ポスターが貼られ、会場内には優しいメロディー。テーブルは花柄のテーブルクロスと生の紫陽花が飾られており、優しい雰囲気に心がほぐれます♪
ネームプレートにはみかんぐみのキャラクターも印刷してあり、担当者の方々の暖かいお心遣いが隅々まで感じられました。

会場のルール説明や課長挨拶を経て、いよいよ交流会のスタートです。

限られた時間内で人数の多い中、できる限りの悩みや疑問に答えるには…。

まず最初の自己紹介で「今困っていること」を話してもらい、ホワイトボードに記入していきました。そして、多く出た話題&テーマを共有しながら深掘りする方式にしてみました。

保護者の就労やきょうだい児、就学先や日々の生活での困りごとなど話は多岐に渡ります。

どの話にも参加者それぞれが大きく頷き、アイコンタクトを交わしながら共感していたのが印象的でした。あまりにも頷くので「皆さん首がもげません?大丈夫ですか?」とツッコミが入るほど。

気づけばホワイトボードもみんなの想いでびっしり!あっという間の実りある2時間でした。

帰り際、ご挨拶させて頂いた時の「今日を今後のいい形に繋げていきたい」と話す担当者の言葉とキラキラした笑顔に触れ、胸がジーンとしました。ピアスタッフとしての役目が果たせていたらとても嬉しいです。

当事者に寄り添い、想いをカタチにしようとしてくれているこの地区にも、ピア活動がもっと広がりどうか1人でも多くの方へ「だいじょうぶだよ」が伝わっていきますように。

関わってくださった方々、参加してくださった皆様、素敵な時間をありがとうございました!