三重県重症ケア家族会「SMILE」 さんの「三重にもピアサポートの輪を根付かせたい!広げたい!」の声に導かれるように、第1回研修会で杉並区とみかんぐみが一緒に作っている「ピア事業」のことについてお話しさせていただいたのが昨年11月のこと。(第1回目のレポートはこちら)
あれから約半年。
SMILEさんでは着々とネットワークを広げ、自分たちのイメージする「ピアサポート」の実現に向けて活動を続けられています。その一環で、「第2回ピアサポート研修会」を開催される運びとなり、みかんぐみも再度呼んでいただけました🍊
今回も、会場+オンライン(ZOOM)合わせて約90名のご参加!すごいです!
当事者家族、行政の方、支援に携われている方々、三重だけではなく近隣の県からもご参加いただき、この研修会への期待を強く感じます。
これも、日ごろから関係性を大切に構築され、想いを発信してこられたSMILEさんの活動が伝わっているのだと思います。
今回も3部構成で、みかんぐみはトップバッター。代表理事、副代表理事、ピアスタッフ2名でお話をさせていただきました。
SMILEさんとは事前にお打ち合わせを重ね、この研修会で達成したい目標に向かって、みかんぐみが何をお話すればよいのかを考えてきました。交流会当日までの流れ、実際の運営面の話、スタッフとして学んでいる研修のお話しと、前回よりもより具体的なことをお伝えいたしました。
SMILEさんでは今年度、初の「ピア交流会」の開催を予定していらっしゃるので、イメージが付きやすいように工夫させていただきました。
第2部では、2組のご家族から家族のこれまでとこれからを素敵なスライドと共に。
やはり、地域に住む当事者、ご家族の話は胸を打つものがあります。
家族ごとに、作り物ではないリアルな生活、感情があるからではないかと思います。きっと参加された皆様も、近くにこのような家族のカタチがあることを再確認し、それぞれが今何ができるのか考える時間になったのではないでしょうか。
第3部は、会場全体で質問を含めたディスカッション。
「自分たちの地域でもやりたいが、まず何からやればいいか」「予算はどのくらいあればいいか」という具体的な質問が行政、支援者側から出ていたのが印象的でした。
半年前の第1回研修会は、「ピアサポートというものがある。これを三重でやりたい!」という気持ちをSMILEさんと共にお伝えした会で、ディスカッションでも「ピアサポートということを初めて知ったがこの地域にもつくりたい」というお声が多かったように記憶しています。半年経ち、より実現に近づいてきていることが質問内容からも伝わってきます。
またご家族からは、行政や支援者に向けて「もっとこうだったらいい」という素直なお気持ちも出ました。そこに明確な回答は出せなくても、せっかくのディスカッションの場を活かして、「これだったらできる」「自分にできることはこれかもしれない」と、会場にいらっしゃる皆様が自分事として考えた時間になったのではないかと感じました。
前回同様あっという間の3時間。
司会を務められた三重大学 松岡先生の素晴らしいファシリテーションも相まって、より実り多き3時間でした。
着実に夢の実現に向けて進んでいらっしゃるSMILEさんに、今回も刺激を受けたみかんぐみ🍊でした。
ありがとうございました!第3回も今から楽しみです^^
※本事業は、「赤い羽根 ポスト・コロナ(新型感染症)社会に向けた福祉活動応援キャンペーン」の一環である「重症児等とその家族に対する支援活動応援助成 第3回」の助成を受けて活動しています。
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