去る9月12日(月)午後、霞が関の灘尾ホールにて「企業とNPOの集い ー連携に向けた情報交換会ー」が開催され、みかんぐみからは代表理事の村と理事の村林が参加させて頂きました。
コロナ禍でも工夫を凝らしながら主催してくださった日本経団連様・中央共同募金会様・日本NPOセンター様に感謝申し上げます。
今回のイベントには、経団連加盟企業のうち約20の企業、NPOは幅広いジャンルから36団体が参加し、会場は終始熱気に包まれていました。(就活の合同説明会のような雰囲気も感じました!)コロナ以降、リアルで一度に多くの方と出会う機会は限られていたので、このような場は新鮮で貴重なネットワーキングの機会であると感じました。
各企業様からの1分間プレゼンを通じて、企業側のニーズの一端を学ばせて頂いたことも大きな収穫です。
我々みかんぐみのような「医療的ケア児・重症心身障害児とその家族の団体」となると、正直なところ企業側の主なニーズとは直接マッチしておらず、取り組む価値が見えづらい分野かと思います。
ただ、実は、この社会課題はどの企業にとっても関係する可能性のある話なのです。医療的ケア児や重症心身障害児は医療の発展とともに年々増加しています。育休を取って復帰しようと思っていた人が、障害のある子を持ったが故に保育園に預けられずに復職を断念するケースが多くあるのです。そのケースの中の一人が、もしかしたらあなたの会社の同僚かもしれません。運良く復職できても、ケアのための通院・リハビリの頻度は多く、突然入院することも多く両立も大変です。仕事から帰っても、夜な夜なケアをして眠れない状況かもしれません。この分野に関わって頂くことは、自社の社員のためにも、社会のためにも貢献できる分野だと感じています。
障害のある人の困りごとを知って頂くことは、ビジネスを展開する上でもマイナスにはならないと思います。
企業の皆様にも、ぜひ「医療的ケア児」を取り巻く社会課題を、まずは知って頂きたいと改めて感じました!
興味を持ってくださった企業の皆様、NPO団体の皆様、ありがとうございました!
引き続きよろしくお願いいたします。